サンマ、イワシ、サバの漁獲量の推移

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今年はサンマが豊漁かと思いきや、すっかり 高嶺の花に戻ってしまいました。以下のグラフは、農林水産省ホームページにある、2007年から2023年までのサンマ、イワシ、サバの漁獲量の推移を示しています。

  • サンマ: 2007年には約30万トンの漁獲量がありましたが、2023年には約8万トンに減少しています。
  • イワシ: 2007年の漁獲量は約8万トンでしたが、2023年には約50万トンに増加しています。
  • サバ: 2007年から2023年にかけて、漁獲量は比較的安定しており、約46万トンから52万トンの間で推移しています。

漁獲量の変動要因

①海洋環境の変化
海水温の上昇: 海水温の上昇により、サンマの生息域が変化し、漁獲量が減少しています。
エサの競合: 近海でのイワシの増加により、サンマがエサとなる動物プランクトンを巡って競合し、沖合に追いやられる「魚種転換」が起きています。
②漁業圧力
外国漁船の影響: 北西太平洋海域における外国漁船による漁獲量の増加が、サンマの漁獲量減少の一因となっています。
③自然の周期的変動
魚種交代: サンマ、イワシ、サバの3種は、数十年単位で豊富に獲れる魚が入れ替わる「魚種交代」の影響を受けています。

サンマ、イワシ、サバの漁獲量の推移は、海洋環境の変化、漁業圧力、自然の周期的変動など、複数の要因が絡み合って影響を及ぼしています。特に、サンマの漁獲量減少は深刻であり、持続可能な漁業管理が求められています。

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