展示会は新規顧客との接点を生み出す貴重な機会ですが、商談につなげるためには適切なフォローが欠かせません。
1. 商談目的の明確化
商談を始める際には、目的を明確に伝えることが重要です。例えば、「御社の○○の課題に対し、解決策をご提案するためにお時間をいただきました」と伝えることで、話の方向性を明確にできます。
2. 顧客の課題を引き出す質問
商談では、相手のニーズを正確に把握することが重要です。例えば、「現在○○に関して、どのような課題をお持ちですか?」と質問し、顧客自身に課題を認識させることで、商談の土台を築きます。
3. 解決策の提示
顧客の課題に対して、具体的な解決策を提示します。
- 「○○を解決するための重要なポイントは△△です。」
- 「弊社の▽▽を導入することで、△△を達成し、○○の問題を最適に解決できます。」
4. コストとメリットの提示
価格に関する話題は避けられません。「○○の導入コストは△△ですが、年間▲▲のコスト削減が可能です。」と、メリットを数字で示すことで、顧客の意思決定を後押しします。
5. 競合との差別化
顧客は複数の選択肢を比較しています。「弊社の○○は、競合の□□と比べて▽▽の点で優れています。」と具体的な違いを示し、優位性を強調しましょう。
6. よくある障害の除去
顧客の不安要素に対して、事前に解決策を提示しておくことが重要です。
- 「納期が不安」と言われたら、「最短〇日で納品可能です。」
- 「導入効果が不透明」と言われたら、「他社での成功事例をご紹介します。」
7. 意思決定に必要な情報の提供
商談の最後に、次のステップを明確に示します。「○○までに必要な資料をお送りしますので、ご確認いただければと思います。」と伝えることで、顧客が具体的なアクションを取りやすくなります。
8. 限定特典で行動を促す
「今なら◇◇の特典をご用意できます。」などの期間限定オファーを提示することで、決断を早める効果があります。
9. クロージングテクニックの活用
- 結果指摘法:「導入すると年間〇〇円のコスト削減が可能ですが、導入しない場合は〇〇のリスクが残ります。」
- 二者択一法:「AプランとBプランのどちらが適していますか?」
- テストクロージング:「仮に導入するとしたら、いつ頃が理想的ですか?」
10. フォローの継続
展示会後の商談がすぐに成約につながらなくても、適切なフォローを続けることで将来的な受注につなげることができます。
- 「次回の打ち合わせの前に追加情報をお送りします。」
- 「導入事例の資料をお送りしたので、ご覧いただけましたか?」
展示会後のフォローを適切に行うことで、商談の成功率を大きく向上させることができます。本記事で紹介したポイントを活用し、成約につながるフォロー戦略を実践してみてください。
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