仕事の場において、様々な世代の人と話す機会があります。育った時代の背景が、世代の特徴を形作っているような気がします。
20代は、仕事とプライベートのバランスを重視する傾向が強く、自己成長やキャリアアップに対する意欲も高いです。デジタルネイティブ世代であり、情報収集にSNS等を使いこなします。個人としてもまじめで優秀、自分に自信を持つ方が多い印象です。
一方で、競争の経験が少なく、失敗を恐れる傾向を感じることもあります。
30代は、仕事に対する自信と経験を積み重ねる時期です。多くの30代は、リーダーシップを発揮し始め、チームを率いる役割を担うことが増えます。また、家庭を持つことが多くなり、仕事と家庭の両立に努める姿が見られます。
上昇より安定を志向する方が多い印象です。
40代は、キャリアの安定期に入り、専門知識やスキルが成熟している世代です。組織の中核を担い、戦略的な視点で物事を考えることが求められます。また、若手の育成や指導にも力を入れなければいけない世代です。
この世代当たりから昭和の感覚を離れ、個を尊重し、叱るより褒めるが必要な世代に変化している感じがあります。
50代は、豊富な経験と知識を持ち、組織の中で重要な役割を果たす世代です。彼らは、長年の経験から得た洞察力と判断力を活かし、組織の方向性を示すリーダーシップを発揮しなければいけません。また、次世代への知識の継承も必要です。
バブル期や成長期を経験した世代は、将来を楽観視する傾向がありますが、バブル崩壊以降の世代は、社会システムについて冷めた視点を持つ方が多いように感じます。
個人への理解を深めることが当然重要ですが、各世代が持つ特徴を理解することも重要です。互いに補完し合うことで、バランスの良い組織を築くことができます。