購入者の属性やデータを、追跡可能な「トレーサブル販売」の比率を上げていく。
現代の流通業は情報業です。年齢・性別・住所等の属性情報に留まらず、個性に至るまで、顧客を深く理解することが求められています。
人の情報に、販売商品の情報、更に、場所・時間の情報を組み合わせていくことで、顧客の個性まで理解することができ、ロイヤリティの向上や不要な値引等のロスを避けられます。
例えばドラッグストアの顧客を見ると、来店動機となる商品が、ベビー用品等、同じであっても、価格弾力性の異なる二つのグループがあります。価格をそれ程気にしないグループは、価格以外の方法で還元した方が、顧客満足の向上につながります。商品についても、特売率と計画購買率の二軸でみると4つのグループに分けることができます。高特売率×低計画購買率の洗剤等は、クロスセル商材として活用できます。